2012年11月5日月曜日

アントニー・ゴームリー彫刻プロジェクト

神奈川県立近代美術館の葉山館に設置された2体の彫刻『TWO TIMES』を記念して、アントニー・ゴームリーの講演会があるということで聞きに行ってきました。

講演では、雪に倒れて人型の凹みを作り、それを写真に収めた作品『Snowfall』について、なにかの表象ではなくインデックスであると言っていたのが印象的でした。それは実際の出来事が解釈なしに記録されていくということであり、だれかの身体が存在しうる場所の可能性でもあるそうです。

また、同時開催している桑山忠明展も合わせてみてきました。桑山さんは2010年に名古屋市美術館、2011年に金沢21世紀美術館と国立国際美術館で個展をされていましたがどれも見る機会がなかったので、今回見ることができて良かったです。

アントニー・ゴームリーの彫刻は、美術館の脇の階段を通り、上を見上げると屋上に立っているのが目に入ります。



階段を降りて散策していると海に向かって佇むもう一体の彫刻がありました。


美術館の敷地からの眺めです。とても綺麗でした。

BIGレクチャー@早稲田大学理工学部63号館

デンマークの首都コペンハーゲン出身の建築家、ビャルケ・インゲルスのレクチャーへ。場所は早稲田大学理工学部、63号館を探すのに少し迷いました。


席はほとんど埋まっており、レクチャーもスピード感がありました。レクチャー前の紹介で、建築界のロックスターという紹介をされていたのもなんとなくわかる気がします。上海万博の際、デンマーク館のためにコペンハーゲンの象徴である人魚姫像を移動させたプロジェクトは面白いです。

レクチャー終わり、『BIG RECENT PROJECT』にサインしてもらいました。

GA galleryで開催されているビャルケ・インゲルス展にも後日行きましたが、こちらは『YES IS MORE』の日本語訳を壁に展示しただけの寂しいもので、展覧会する意味があるのだろうかと思ってしまいました。模型を一個くらいは見たかったですが、GA galleryとしてはレクチャーのほうがメインだったのかもしれません。

関係無いですがコペンハーゲンといえばバイオメガ社の自転車。


乗ってみたい。