講演では、雪に倒れて人型の凹みを作り、それを写真に収めた作品『Snowfall』について、なにかの表象ではなくインデックスであると言っていたのが印象的でした。それは実際の出来事が解釈なしに記録されていくということであり、だれかの身体が存在しうる場所の可能性でもあるそうです。
また、同時開催している桑山忠明展も合わせてみてきました。桑山さんは2010年に名古屋市美術館、2011年に金沢21世紀美術館と国立国際美術館で個展をされていましたがどれも見る機会がなかったので、今回見ることができて良かったです。
アントニー・ゴームリーの彫刻は、美術館の脇の階段を通り、上を見上げると屋上に立っているのが目に入ります。
階段を降りて散策していると海に向かって佇むもう一体の彫刻がありました。
美術館の敷地からの眺めです。とても綺麗でした。